慶雲五年、西暦七〇八年、武蔵国秩父郡(現在の埼玉県秩父市黒谷)から自然銅が発見され、 これを喜んだ朝廷は年号を「和銅」と改元し、日本最初の流通貨幣【和同開珎】を、発行した 和同開珎が祀られている聖神社は、地元の人々からも銭神様と呼ばれ、お金儲けの縁起の神様として地元の人達に親しまれている 日本で初めて誕生した流通貨幣が造られた由緒正しき場所なので、「銭神様」と呼ばれている
社殿は、江戸中期宝永6年(1709)年から7年頃に大宮郷の工匠大曽根与兵衛によって建立されたものだという。 桃山期の遺風を残した活気と優雅さを思わせる彫刻が施されていて、「聖神社の社殿」として秩父市指定有形文化財になっている。 本殿脇の和同開珎のモニュメントやその静かな佇まいが厳粛で厳かな気分にさせてくれる